センスは生まれつきじゃない?『センスは知識からはじまる』を読んでわかったこと

本の紹介

24歳会社員のおにぎりです。

「センスがない…」
写真、資料作り、服選び――何をしても「なんか違う」と感じてしまう。
そんな悩みを抱えていませんか?

私も同じでした。友達のSNSはおしゃれで、先輩の資料は完璧。
「センスは生まれつきの才能だから仕方ない」と思い込み、自信をなくしていました。

しかし、水野学さん著『センスは知識からはじまる』を読んで衝撃を受けました。
センスは才能ではなく、知識と努力で誰でも身につけられるというのです。

この記事では、24歳会社員の私がこの本から学んだ
「センスを磨くための具体的な方法」をお伝えします。
自信を失っていた私が前向きになれたきっかけ、きっとあなたのヒントにもなるはずです。

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センスは「誰にでも身につけられる」

著者の水野学さんは、クリエイティブディレクターとしてブランドやデザインに関わる第一線で活躍している方です。そんな方が断言します。

センスのよさとは、方法を知り、やるべきことをやり、必要な時間をかければ、
誰にでも手に入るもの。

この言葉を読んで、「センスがない」という私の思い込みはガラガラと崩れ落ちました。

水野さんは、まず「普通」を知ることの重要性を説いています。
特別なセンスを磨こうとする前に、世の中の“基準”や“平均”を理解すること。
そこから初めて、自分らしい感性を加えられるのです。


センスを磨く方法①:知識を集積する

私がハッとしたのは、
「センスに自信がない人は、自分がいかに情報を集めていないか、
自分が持っている客観情報がいかに少ないかを、まずは自覚する。」
という指摘でした。

例えば、私は写真を撮るとき「なんとなく」シャッターを押していました。
どの角度から撮れば被写体がよく見えるか、光の入り方はどうか、
そんなことを考えたこともなかったのです。

会社でも同じです。先輩の作る資料は見やすくて分かりやすい。
でも、あるとき勇気を出して「どうやって作ってるんですか?」と聞いてみると、
「この資料を参考にしているよ」と具体例を見せてくれました。

つまり、持って生まれた才能ではなく、
『知識』の積み重ねがセンスを形作っていたのです。

効率よく知識を増やすための3つのコツも紹介しています。

  1. 王道から学ぶ
    まずは定番やクラシックなものから学び、基準を理解する。
  2. 流行を知る
    今、世の中で評価されているものを知ることで基準をアップデートする。
  3. 共通項やルールを見つける
    「なぜ良いとされているのか」を分析するクセをつける。

著者によれば、流行を知る手段として最も効率がいいのは雑誌
ネットの情報は断片的になりがちですが、雑誌は編集者のフィルターを通して
体系的にまとめられているので、初心者でも感覚がつかみやすいそうです。


センスを磨く方法②:客観的になる

私が特に共感したのは、客観的になること。

自分の好き嫌いというフィルターを外し、俯瞰して物事を見る力は、
仕事でもプライベートでも重要です。

例えば、資料作成。
自分が「これが正しい!」と思って作っても、相手が求めている情報とズレていたら、
その資料は意味をなしません。大切なのは、相手の視点に立つこと

「この人は何を知りたいのか」「どんな形で情報を受け取りたいのか」
――そう考えるだけで、アウトプットの質は大きく変わります。


新たな気づき:好きなことは仕事のアイデア源になる

本書を読んでから、私は「好きなこと」にもっと自信を持てるようになりました。

例えば、私は相撲が大好きです。
土俵上の力士の動きや駆け引きを観察していると、
「どうすれば相手の意表を突けるか」「どのタイミングで仕掛けるか」
といった発想が自然と身につきます。
これは企画やマーケティングの仕事でも同じで、
「競合がやらない手を考える」「相手のニーズを先回りする」といった発想力につながります。

また、相撲の世界には独特の美意識や所作、歴史があります。
こうした背景知識を持っていることで、プレゼン資料や商品企画に和のテイストを取り入れるなど、
他の人とは違う切り口のアイデアを出せることもあります。

好きなことは、ただの趣味で終わらせるのではなく、自分の発想や着眼点を広げる“知識の宝庫”です。それはそのまま、自分だけのセンスを活かした仕事の武器になるのです。


この本から得た3つの学び

  1. センスは才能ではなく、知識と努力で身につく
  2. 普通を知り、そこから自分らしさを加えることが大事
  3. 好きなことは立派な武器になる

これらはすべて、日々の生活や仕事の中で実践できることばかりです。


まとめ

センスは知識からはじまる』は、「自分にはセンスがない」と思い込んでいた私に、
大きな希望を与えてくれた一冊です。

もし今、あなたが「どうせ私なんて…」と感じているなら、その原因は才能の有無ではなく、
ただ“知らないだけ”かもしれません。知ることから、すべてが始まります。

センスは特別な人だけのものではなく、誰にでも開かれたもの。
今日からでも磨き始められる、その事実に気づかせてくれる本です。

センスがなくて日々の生活や仕事に自信を持てないと感じている方に、
ぜひ読んでみてほしい一冊です!

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以上、「センスは知識からはじまる」のご紹介でした。

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