24歳会社員のおにぎりです。
この記事では、順天堂大学医学部教授であり、自律神経研究の第一人者である
小林弘幸さんの著書『はじめる習慣』をご紹介します。
日々の生活で、
- 新しいことを始めたいのに行動できない
- ストレスや疲れで余裕がない
- 忙しくて自分の時間がない
と感じている人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
本書には、自律神経を乱さないための具体的なコツが、
シンプルかつ実践しやすい形で書かれています。
私自身も、読んだあとにすぐ生活に取り入れられる内容が多く、
日常の小さなストレスや不調に対処できるようになりました。
著者・小林弘幸さんについて
小林弘幸さんは60代で、長年、医療現場や研究を通して多くの患者さんと
向き合ってきた方です。そのため、健康や生活習慣の提案も非常に現実的で、
「無理なく続けられる方法」にこだわっています。
本書には、50代・60代向けに「役職やポジションを引き渡すときの心構え」など
の内容も含まれていますが、若い世代にとっても価値のある教えが詰まっています。
私自身、24歳というまだ社会人として駆け出しの立場ですが、
この本を通じて「自分の気持ちを大切にしていいんだ」と心から思えるようになりました。
小さな一歩を踏み出すことの大切さ
本書の根底にある考え方は、「大きな一歩ではなく、小さな一歩から始める」
ということです。
たとえば、運動を始めようとしたときに「毎日1時間走ろう!」と決めると、
3日も続かず挫折してしまいがちです。
でも、「朝起きたらストレッチを1分だけ」「帰宅したら5分歩く」など、
小さな行動からなら続けやすい。
さらに本書では、「三日坊主は当たり前」とも書かれています。
続かなかったら、それは失敗ではなく「次の一歩への準備」。
別のことを始めればいいし、やってみて違うと感じたら、
それも大切な気づきだとしています。
この考え方を知ってから、私は何かを始めるときの心理的ハードルが一気に下がりました。
印象的だった言葉:「人生はプラスマイナスゼロ」
特に心に残ったのが、本書にある「人生はプラスマイナスゼロ」という考え方です。
人間、長く生きていれば良い時期もあれば悪い時期もあります。
たとえば今、あなたの流れが悪くても、周囲の誰かが絶好調に見えると、
羨ましさや妬みの気持ちが出てくることがありますよね。
でも、その人も以前は大変な時期を過ごしていたかもしれない。
逆に、今は自分にとってつらい時期でも、この先必ず良い流れがやってくる。
この考え方を取り入れてから、周りの状況や評価に一喜一憂しなくなりました。
たとえ今、悪い時期でも「今は次に向けて力をためる時期」と思えるようになり、
心が軽くなりました。
「上を向く」だけでも変わる
数ヶ月前、私は仕事が忙しく、疲れがたまってしんどい時期がありました。
そんなとき、本書で紹介されていた「上を向く」という方法を試しました。
信号待ちや歩いているとき、意識的に目線を上げるだけ。
たったこれだけでも、不思議と気持ちが軽くなる感覚がありました。
自律神経は姿勢や視線にも影響を受けるそうで、
「心の調子を体から整える」という発想は、目からウロコでした。
ポジティブ思考と自律神経の関係
本書では、未来に目を向ける・上機嫌でいる・物事をポジティブかつ楽観的に捉えることが、
自律神経を整えるために有効だと書かれています。
私はもともと心配性で、せっかちな性格です。以前は少しのことでイライラしたり、
先のことを考えて不安になることも多く、自律神経が乱れやすかったと思います。
でも、この本をきっかけに「何事もできるだけポジティブにとらえる」ことを
意識するようになってから、確かに心も体も安定してきました。
読んで得られること
『はじめる習慣』を読むことで、
- 自律神経を整えるための具体的な方法がわかる
- 小さな一歩を踏み出す勇気が持てる
- 周囲に左右されない心の持ち方を学べる
といったメリットがあります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、日々の小さな習慣が、
人生の方向性を大きく変えることは本当にあります。
この本は、その第一歩を後押ししてくれます。
まとめ
『はじめる習慣』は、
「やりたいことがあるけど、なかなか行動できない」という人や、
「最近なんとなく心も体も疲れている」
という方に、ぜひ読んでみてほしい一冊です!
特別な準備やお金は必要ありません。
今日からできる小さな行動と、前向きな考え方で、自分の人生を少しずつ変えていける
――そんな勇気をもらえる本でした。
以上、「はじめる習慣」の本音レビューでした。

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