【20代におすすめの本】『嫌われる勇気』の本音レビュー

本の紹介

24歳会社員のおにぎりです。

この記事では、20代におすすめの本として
『嫌われる勇気』を読んだ感想をご紹介します。

「人の目が気になって、本当にやりたいことができない…」
そんな悩みを抱えている20代の方は多いのではないでしょうか。

就職して数年が経つと、同僚や上司、友人、SNSでの評価など、
周囲の目がますます気になる時期です。

しかし、『嫌われる勇気』を読むことで、他人の期待や承認を追いかける生き方
から抜け出し、自分の意思で人生を歩む未来が見えてきます。

嫌われることを恐れず、自分の価値観に基づいて行動できるようになると、
驚くほど生きやすくなります。

こんな人におすすめ!
  

・「人の目が気になる」と悩んでいる20代

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人は変われる

本書の一番大きなメッセージは「人は変われる」ということです。

多くの人は「過去にこうだったから、自分はこういう人間だ」と思い込んでしまいがちです。

例えば、「自分は内向的だから」「学生時代に失敗したから」と、
原因を過去に求めてしまうのです。
しかし、アドラー心理学は「原因論」ではなく「目的論」を重視します。

過去は関係なく、これからどう生きるかを決めるのは自分。
まさに「いま、ここ」に焦点を当てることが大切なのです。

20代は「過去の経験」がまだ少なく、これから作り上げる時間の方が長い世代。
だからこそ、「自分は変われる」と知ることが大きな力になります。

勝ち負けで考えないことの大切さ

私はスポーツが好きで負けず嫌いな性格です。
そのため、相手に挑発されるとつい感情的になってしまうことがありました。

本書の一節に「誤りを認めること、謝罪することは負けではない」とあり、
ハッとさせられました。
私たちはつい「勝ち負け」という枠組みで物事を考えがちです。
しかし、人間関係や日常の出来事は、スポーツのように勝敗で区切れるものではありません。

誤りを認めることは、むしろ前進です。
勝ち負けを超えて「どう生きたいか」に意識を向けると、
無駄な争いに巻き込まれず、心が軽くなります。

課題の分離

『嫌われる勇気』で強調される考え方のひとつに「課題の分離」があります。

これは「相手がどう考え、どう行動するかは相手の課題。
自分がどうするかだけを考えればいい」
というものです。

例えば、あなたが挑戦したことに対して、周りがどう評価するかは相手の課題。
自分の課題は「挑戦するかどうか」だけです。

この考えを持つと、人間関係はぐっと楽になります。

誰かの期待を満たそうと必死になる必要はありませんし、
承認されなくても価値を失うわけではありません。

人生は驚くほどシンプルに戻っていきます。

自分の信念を持って生きる

他者の期待を満たすために生きているのではない」
──この言葉も強く印象に残りました。

承認を求める生き方は、相手次第で自分の気持ちが左右される不安定なものです。
しかし、自分の意思を持ち、自分の信念に基づいて行動すれば、
たとえ周りに嫌われることがあっても、自由に生きられるのです。

アドラー心理学は「自由とは、他者から嫌われることである」と言います。

嫌われるリスクを受け入れてでも、自分の生き方を貫く。
その勇気が、本当の自由につながります。

幸福とは「貢献感」である

『嫌われる勇気』では、幸福の定義についても語られています。
それは「貢献感」、つまり「私は人の役に立っている」と自分で思える感覚です。

他人に褒められることではなく、自分自身が「誰かのためになれている」
と感じられることが大事なのです。

この考え方は20代にとって大きなヒントです。
仕事で評価されるかどうか、成果が認められるかどうかに一喜一憂するよりも、
「自分の行動は誰かの役に立っている」と実感できれば、心は満たされます。
承認欲求から解放され、より前向きに生きられるでしょう。

「いま、ここ」を生きる

未来の不安や過去の後悔にとらわれていると、行動できなくなってしまいます。

しかし、『嫌われる勇気』「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てること
の大切さを教えてくれます。
過去にどんな出来事があったかは関係なく、未来がどうなるかも「いま」
考える問題ではありません。大事なのは「いま、自分がどう行動するか」

20代の私たちにとって、未来を心配することは自然なことです。
しかし、結局のところ未来は「いま」の積み重ねからしか生まれません。
だからこそ、過去や未来ではなく「いま」に集中することが、
自分らしい人生への最短ルートになります。

まとめ

『嫌われる勇気』を通じて学んだのは、「自分の人生を生きる覚悟」です。

他人にどう思われるかではなく、自分がどうありたいか。
嫌われることを恐れずに、自分の価値観を大切にして行動する。
それこそが、自由で幸せな生き方につながるのだと感じました。

この本は、社会に出て間もない20代にとって、特に大きな気づきを与えてくれます。

承認欲求に縛られず、課題の分離をし、自分の信念を持つことで、
人生はもっとシンプルで生きやすくなる。

もし今「人の目が気になる」と悩んでいるなら、
ぜひ『嫌われる勇気』を手に取ってみてください。

あなたの未来は、もっと自由で、もっと明るいものになるはずです。

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以上、『嫌われる勇気』の本音レビューでした。

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