【20代におすすめの本】D・カーネギー『人を動かす』の本音レビュー

コミュニケーション・言葉

24歳会社員のおにぎりです。

この記事では、20代におすすめの本として、
『人を動かす』をご紹介します。

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社会人になると、避けて通れないのが「人間関係」です。

上司との意思疎通に悩んだり、後輩への指導で失敗したり、
取引先との交渉に緊張したり…。
私も24歳の社会人として日々働くなかで、こうした壁に何度もぶつかってきました。

そんなときに出会ったのが、デール・カーネギーの『人を動かす』です。

この本は、人との接し方を学ぶ本として“人間関係の教科書”とも呼ばれる一冊です。

特に印象的だったのは物事を相手の立場から見ること」
このシンプルな考え方が、人間関係のすべての土台になるのだと気づかされました。

ここからは、私が本書を読んで心に残った原則を整理し、
20代が職場で活かすためのヒントとしてご紹介します。

20代におすすめ

本書で紹介されている『人を動かす』の原則は一見すると「当たり前」ですが、
実際に職場で実践できている人は多くありません。

私自身、「分かってはいるけど、ついできない…」ことばかり。
だからこそ20代のうちにこの本を読むことには意味があります。

たとえば、

  • 批判せず、感謝する
  • 相手の立場から考える
  • 誠実にほめ、関心を示す
  • 議論ではなく共感で動かす

こうした習慣を早いうちから身につけられれば、人間関係の悩みはぐっと減り、
仕事も人生も前向きに進めると感じました。

批判や非難は人を遠ざける

「人を動かす原則① 批判も非難もしない。苦情も言わない。」とあります。
一見シンプルですが、実際にはとても難しい原則です。

私は社会人になりたての頃、上司に対して「それって違うんじゃないですか?」
とストレートに言ってしまったことがあります。

結果どうなったかというと、上司は防御的になり、場の空気は一気にピリつきました。
自分では正しいと思っていた発言が、信頼関係を逆に壊してしまったのです。

カーネギーは、批判は「自尊心を傷つけ、反抗心を生む」と警告します。
まさにその通りで、人を変えようとするよりも、まず自分の言葉や態度を
見直すことの方がよほど効果的だと痛感しました。

感謝と賞賛で相手の心を開く

では、批判しない代わりに何をすればいいのか?
カーネギーが繰り返し強調するのは「感謝と賞賛」です。

上司や先輩から一度でも心から褒められた経験って、すごくモチベーションが上がりませんか?
逆に、頑張ったことをスルーされると一気にやる気が下がる…。
そんな経験は誰もが持っているはずです。

私も後輩に対して、できている部分を褒めるように意識しただけで、
相手の態度が変わるのを実感しました。
ほんの小さな「ありがとう」や「助かったよ」が、人間関係を驚くほど良くしてくれるのです。

相手の立場で考える

カーネギーが「成功の秘訣」とまで言い切るのが「相手の立場に立って考えること」

つい自分の都合を押しつけてしまいがちですが、人が本当に動くのは
「やらされている」と感じたときではなく、「自分からやりたい」と思えたときです。

メールや依頼文を書くときに「まず相手にどんなメリットがあるか」
を示してからお願いするだけで、返事のスピードや対応が変わった経験もあります。

どんなに立場が違っても、まず相手の視点を理解する。
これが人間関係を築くうえでの土台だと実感しました。

人に好かれるためのシンプルな習慣

人に好かれるには、特別なスキルはいりません。
カーネギーは、笑顔や名前を覚えること、誠実な関心を寄せることといった
「シンプルな習慣」を挙げています。

私自身、名前を呼んでくれる上司には自然と親近感を覚えますし、
いつも笑顔で接してくれる同僚とは話しやすいものです。
小さなことですが、人間関係の雰囲気を大きく変える力があります。

読者のみなさんも、まずは「笑顔であいさつする」から試してみませんか?
それだけで日常が少し変わるはずです。

議論を避ける

カーネギーは「議論に勝つ唯一の方法は、議論を避けることだ」と述べています。

最初は極端に思えましたが、仕事をしているとその意味が分かってきます。
議論で勝っても、相手の心を失えば結果的には何も得られません。

大事なのは「勝ち負け」ではなく、相手に動いてもらうこと。
冷静に話を聞き、相手の考えを尊重しながら進めた方が、結果的に物事はスムーズに進みます。
これこそが、人間関係の本質的な知恵なのだと思います。

まとめ

デール・カーネギーの『人を動かす』は、
職場や日常で人と関わるすべての20代に役立つ一冊です。

  • 人を変える前に自分を変える
  • 感謝と賞賛で人の心を開く
  • 相手の立場で考えることが成功の第一歩
  • 議論ではなく共感で相手を動かす

「常に相手の立場に立つ」というたったひとつの姿勢を身につければ、
人間関係は劇的に変わります。

そしてその積み重ねが、あなたの仕事を、人生を豊かにしていくのだと思います。

この本を手に取ることは、単なる読書以上の意味があります。

あなたの20代を、人間関係に悩むよりも「信頼され、自然と人がついてくる存在」
に近づけてくれる
はずです。

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以上、『人を動かす』の本音レビューでした。

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