24歳会社員のおにぎりです。
この記事では、20代におすすめの本として、
『感じのいい人、悪い人』をご紹介します。
「感じのいい人」と聞いて、あなたの周りには誰を思い浮かべますか?
一緒にいると心地よく、自然と話が弾む人。
逆に、「この人とはなんだか合わないな」と感じる人もいるはずです。
社会人になると、友人関係だけでなく、職場や取引先、
上司や後輩など、多くの人とコミュニケーションを取る機会が一気に増えます。
そんなとき、自分が「感じのいい人」になれたら、
人間関係のストレスは大きく減り、信頼やチャンスも自然と集まってきます。
五百田達成さんの著書『感じのいい人、悪い人』は、
そのための具体的な「話し方の技術」をわかりやすく教えてくれる一冊です。
しかも、文字ばかりではなく4コマ漫画や図解を交えて解説しているので、
普段あまり本を読まない人にもスッと入ってくる内容。
20代の今だからこそ身につけておきたい“人に好かれる話し方”を、
この本から学ぶことができます。
この記事では、本書を読んで印象に残ったポイントや、
20代の私自身が「これは実践したい!」と思った学びをまとめていきます。
「感じがいい人」とは何をしている人?
私が本を読んで一番最初にハッとしたのは、
「感じがいい人」は特別なことをしているわけではない、
ということです。
本に登場する具体例を読むと、
普段の生活の中で「あ、この人いいな」と思う人が
自然と実践していることばかりでした。
たとえば――
- 相手の話を7割聞き、3割だけ自分の話をする
 - ツッコミよりも、素直に褒める
 - 雑談では「正しさ」より「気持ち」をやりとりする
 - 「ありがとう」を欠かさない
 
こうした行動は、難しいテクニックではなく、ちょっとした意識の違いです。
でもそれがあるかないかで、人に与える印象は大きく変わるのだと実感しました。
心の余裕とポジティブさが人を惹きつける
「感じがいい人」の共通点として、
「心が健康で、適度にリラックスしている」こと。
つまり、一緒にいるとホッとする「ゆるんでいる人」。
20代は仕事や将来への不安でつい余裕をなくしがちです。
でも、常に焦ってピリピリしていると、それが相手に伝わってしまいます。
「よし、今日は相手の話をしっかり聞こう」
「まずは共感から入ろう」
そうした小さな心がけが、ポジティブな空気を作り出し、
自分も相手も心地よく過ごせるのだと思いました。
悪口は「わからない」でかわす
本書で特に印象に残ったのが「悪口への対応」。
社会に出ると、どこにでもネガティブな発言ばかりする人がいます。
そんなとき、同調すると「一緒に悪口を言っていた」とレッテルを貼られかねません。
そこで著者がすすめるのは、「わからない」と返すこと。
共感しすぎるでもなく、反対して場を険悪にするでもなく
あいまいに受け流しつつ、距離を取る
この対応なら、余計なトラブルを避けつつ、相手との関係も悪化させません。
私自身もつい「そうですよね」と同調してしまいがちなので、
次からは「そうなんですか、ちょっとわからないですね」と返してみようと思いました。
悩み相談は「アドバイス」より「共感」
もう一つ、強く共感したのが「悩み相談」の対応です。
人に相談するとき、必ずしも正解を求めているわけではありません。
多くの場合は「話を聞いてほしい」「気持ちをわかってほしい」だけ。
だから、相談されたときはまず「わかるよ」「大変だね」と共感すること。
アドバイスをするのは相手が求めてきたときだけでいいのです。
20代はまだ人間関係の経験も浅く、つい「自分なりの正解」
を押しつけてしまいがちですが、それは逆効果。
相手の気持ちに寄り添う姿勢が大切だと改めて学びました。
会話を広げる「質問のコツ」
会話が途切れがちで悩む人にとって、
本書の「質問のコツ」はすぐに使える実践的なヒントです。
- 質問下手は「理由」を聞きがち(例:なんでそれやったの?)
 - 質問上手は「状況」を聞く(例:そのときどんな感じだった?)
 
さらに、「過去・現在・未来」で話を広げるのも効果的。
たとえば相手が旅行の話をしたら――
- 過去:「前からその場所に行きたかったんですか?」
 - 現在:「実際行ってみてどうでした?」
 - 未来:「また行きたいと思いますか?」
 
こうやって会話をつなげていくと、相手も気持ちよく話せるし、自分も話題に困らなくなります。
「感じがいい人」になるための魔法の言葉
本書の最後に紹介されているのが、
「感じのいい人」だと思われるための最短にして最強のフレーズ
それは「相手への感謝を示す言葉」です。
シンプルですが、「ありがとう」を伝えることほど強い武器はありません。
小さなことでも感謝を言葉にする。
これを意識するだけで、相手の印象は確実に変わります。
まとめ:20代のうちに「感じのいい人」になる習慣を
『感じのいい人、悪い人』を読んで気づいたのは、
人に好かれるコミュニケーションは特別な才能ではなく、
「ちょっとした心がけ」の積み重ねだということです。
- 悪口は「わからない」でかわす
 - 悩み相談はアドバイスより共感
 - 会話は7割相手に話してもらう
 - ツッコむより素直に褒める
 - 感謝の言葉を惜しまない
 
これらを日常で少しずつ実践していけば、20代の今からでも
「感じのいい人」になれるはずです。
そうなれば、職場でもプライベートでも人間関係がラクになり、
信頼やチャンスが集まってくる未来が待っています。
人間関係に悩む20代にこそ読んでほしい一冊。
あなたも今日から、“感じのいい人”への一歩を踏み出してみませんか?
以上、『感じのいい人、悪い人』の本音レビューでした。

 

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