
「なんとなくモヤモヤする」
「何がつらいのか、うまく説明できない」
「相談しても、結局スッキリしない」
20代でこんな感覚を抱いたことがある人は、かなり多いと思います。
私自身もその一人でした。
今回紹介する『こうやって頭の中を言語化する。』は、
「悩みの正体がわからない」状態から抜け出すための本です。

「自分との対話のやり方」を教えてくれる一冊
特に、考えすぎてしまう20代にはかなり刺さる内容でした。
要約『こうやって頭の中を言語化する。』
『こうやって頭の中を言語化する。』は、悩みや迷いが生まれる原因を「言語化不足」という視点から解き明かす一冊です。
本書では、思考や感情を整理するために「できごと」と「感じたこと」を分けて捉える重要性が語られています。
また、アドバイスをせずに相手の話を聞く「聞く力」が、言語化を助ける鍵になると説明されています。
心が動いた出来事をメモし、「なぜそう感じたのか?」と問い続けることで、自分の価値観や判断軸が明確になり、仕事や人間関係での迷いが減っていくと本書は伝えています。
今日からできる「言語化」の具体的な方法
本書では、すぐに実践できる方法も紹介されています。
① 心が動いた「できごと」をメモする
ポイントは、
必ず「できごと+感じたこと」をセットで書くこと。
② 「なぜそう感じたのか?」を問いにする
「〇〇と感じたのはなぜか?」
この一文を足すだけで、思考が一段深くなります。
③ 3分で5つ以上、とにかく書き出す
質より量。
考えるより、まず書く。
④ 書いたあとに整理する
言語化はゴールではなくスタート。
優先順位をつけることで、行動につながります。
こんな人におすすめ
- 何に悩んでいるのか自分でもよくわからない人
- 「なんとなくしんどい」状態が長く続いている人
- 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人
感想
言語化ができないと、人はずっと悩み続ける
本書を読んで一番腑に落ちたのは、
悩みが長引く原因は、能力不足ではなく「言語化不足」だということです。
自分が
- 何に引っかかっているのか
- どんな感情を抱いているのか
- 本当はどうしたいのか
これを言葉にできないまま、
「なんとなくつらい」「理由はわからないけど苦しい」
という状態で止まってしまう。
この状態が続くと、
悩みは解決しないどころか、どんどん大きくなっていきます。
「聞き上手な人」は、言語化を助けてくれている
本書の中で印象的だったのが、
言語化するためには「聞く力」が大切だという話です。
友達や上司で、
「この人と話すと頭が整理されるな」
と思ったことはありませんか?
その人は、アドバイスが上手いわけでも、答えをくれるわけでもない。
ただ、あなたの言葉一つひとつを丁寧に拾い、
意味を一緒に確認してくれているだけ。

相手の中にある「曖昧な言葉」を、はっきりした言葉に変える手助けをしている
本書では、
「ひとつひとつの言葉に対して、自分なりの辞書をつくる」
ことが、言語化への近道だと書かれていました。
ブログを書くことで、言語化力が上がった
私自身、ブログを始めてから
「言語化が少しずつ上手くなってきた」と感じています。
理由はシンプルで、
「なんとなく」を放置できなくなるからです。
仕事ですごく苦しかった時期、
最初は「しんどい」「つらい」としか言えませんでした。
でも、感情に向き合って言葉を探した結果、
本当の正体は「悔しい」だったと気づいた瞬間があります。
この経験から学んだのは、
無意識に浮かぶ言葉と、本音の感情は違うことがあるということ。
だからこそ、
自分と話す時間、向き合う時間は本当に大切だと思います。
悩みやすい性格=考えが足りない、ではない
私はもともと悩みやすい性格です。
でも本書を読んで、考え方が少し変わりました。
悩みやすい原因は、
「考えすぎ」ではなく
「何に悩んでいるかを言語化できていないこと」だったのかもしれない、と。
- どんな出来事があったのか
- そのとき、どんな感情を抱いたのか
- だから今、何が苦しいのか
これが整理できないと、
「どうしたいか」も見えてこない。
結果、ずっと同じ場所で立ち止まってしまうのです。
答えは他人ではなく、自分の中にある
20代の頃は特に、
「答えは上司や先輩が持っている」
「自分一人では解決できない」
と思いがちです。
もちろん、誰かの力が必要な場面もあります。
でもその前にやるべきなのが、
自分が何に困っていて、何を助けてほしいのかを言語化すること。
それができていなければ、
相談しても、協力してもらっても、話が噛み合いません。
本書を読んで、
「自分と向き合うことが、悩み解決のスタート地点なんだ」
と強く感じました。
印象に残った言葉
印象に残ったフレーズをいくつか紹介します。
- 「なんとなく」をきちんと言語化できると、モヤモヤは一気にクリアになる
- 自分の「軸」が言語化されていると、迷いや悩みは確実に減る
- 自分の人生を決めるためには、自分の軸が必要
- 言語化とは、自分を繰り返し学び続ける行為
- いのちが尽きるその瞬間まで、自分を学び続ける必要がある
まとめ|20代のうちに「言語化力」を身につけておく価値
『こうやって頭の中を言語化する。』は、
悩みをなくす本ではありません。
でも、
悩みと正しく向き合い、
自分で答えを出せるようになる力をくれます。
20代は、悩むことも、迷うことも多い時期。
だからこそ、
「自分の頭の中を言葉にする力」を
早めに身につけておくことは、
これからの人生をかなり楽にしてくれるはずです。
モヤモヤを抱えやすい人、
考えがまとまらない人に、
ぜひ一度読んでほしい一冊です。
以上、『こうやって頭の中を言語化する。』の紹介でした。


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